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【トレーナー監修】犬が誤飲しやすい物と誤飲したときの対処法
自宅では異物の誤飲事故が起こりやすく、特に好奇心旺盛な子犬の時期は小さなものを誤まって食べてしまう危険性があり、注意が必要です。
今回の記事では、犬が自宅で誤まって食べてしまいやすい物と、誤飲したときの対処法についてお伝えします。愛犬が安全に、快適に過ごせる我が家にするために、リストをチェックしていきましょう。
小さなおもちゃ
小さなおもちゃなどで遊んでいるうちに、誤って食べてしまう、といったことはよく見られます。「このくらいの大きさなら大丈夫」と、飼い主が思いこんでいても、愛犬が丸飲みしてしまう危険性があります。
ひも状のもの
糸や、ひも、綿、布、は犬が噛んで遊んでいるうちに飲み込んでしまい、のどに詰まらせることがあります。また、飲み込んでしまうと腸に絡まって腸閉塞を起こす危険性があります。
串、ピン、針、など
食べ物の匂いが残っている串を食べてしまうケースや、ピンなどは小さくて飲み込んでしまうケースなどがあります。先の尖っているものを誤飲すると口の中、消化管、胃、腸などを傷つける危険があります。
たばこの吸い殻
散歩中の誤飲で最も多いのがたばこの吸い殻ですが、自宅でも十分に気を付けましょう。食べてしまうとニコチン中毒を発症し、量によっては死に至ることがあります。
犬が食べると危険な食べ物
食べ物にも、犬が食べると危険なものがあります。代表的なものは、
・チョコレート
・ネギ類
・ブドウやレーズン
・牛乳
・キシリトール
・カフェイン
・鶏の骨
などがあげられます。犬に与えてはいけない食べ物の詳細はこちらの記事も合わせてご確認ください。
→ 【トレーナー監修】愛犬に与えてはいけない食べ物とは?
誤飲を防ぐための対処法
誤飲の恐れがあるものは日ごろから片づけておく
犬が飲み込みそうなものは日ごろから片づけておきましょう。
また、犬が行動できる範囲を絞ることで、誤飲しやすいものが置いてある場所には、犬が入らないように工夫することも効果的です。自宅の中で、柵などを活用することもおすすめです。
口の中に入れた、誤飲してしまった時の対処法
犬が誤飲の危険があるものを、口の中に入れている様子を見つけたら、「こら!」「食べちゃダメ!」などと無理やり取り上げてはいけません。
犬は「見つけたものを奪われる!」「取られたら嫌だ!」と感じてしまいます。口の中に入れ、そのまま飲みこんでしまう可能性もあるので注意しましょう。
何かを口に入れたら、「ちょうだい」「だせ」などの合図で取り出せるよう、事前にトレーニングをしておきましょう。家の中でおもちゃを使ったトレーニングなどがおすすめです。
もし誤飲をしてしまったら
すぐに動物病院に連絡し、獣医師さんの指示を仰ぎましょう。無理に吐き出させるなどはやめておきましょう。素人が処置を行うのは大変危険です。
愛犬が誤飲をしてしまうと慌ててしまうかもしれません。しかし、何を、どのくらいの量を食べたのか把握しておき、獣医師さんに落ち着いて説明ができるようにしておきましょう。
まとめ
大切な家族の一員である愛犬と暮らすなかで、常に誤飲の危険は潜んでいます。愛犬の届くところに危険なものを置かない。キッチンなど、特定のスペースには愛犬を入らせないよう工夫するなど、日常の対策を徹底することが必要です。
また、今回ご紹介したもの以外にも、犬が食べてはいけないものがご自宅に潜んでいるかもしれません。飼い主自身ではなかなか気づきにくいこともありますので、犬のしつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。
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