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犬が散歩中に急に立ち止まる理由は?
いつもはスムーズにお散歩できているのに、突然立ち止まることがある。いつも突然だから理由が分からない。
愛犬が散歩中に突然立ち止まったり座り込んだりして、動かなくなることってありますよね。
今回は、散歩の途中に急に立ち止まる理由についてお伝えします。
不安や恐怖などの心理的な理由から
何か怖いことに遭遇すると、犬は本能的に動きを止めてしまいます。例えば、
・交通量の多い場所で車やバイクの音に驚いている
・散歩コースで突然工事が始まり大きな音を出していて怖い
などです。
また、過去にその場所を散歩して嫌なことに遭遇したのと似た状況になると、恐怖で動きを止めることがあります。
対処法は、おやつやおもちゃなどで誘導します。怖がっている対象から少しでも離れれば、また歩き出せるようになります。
疲れや怪我などの身体的な理由から
散歩に疲れて休憩したい、体に痛みや違和感を感じる、などの場合に動かなくなることがあります。いつもより長い距離を散歩した、途中で走り回ったなどすると単純に疲れて動けなくなります。
この場合は、少し休ませるとまた動き出すようになります。しばらく休ませても動かない場合はケガの可能性もあります。
足を引きずっていたり、同じ場所を舐め続けるなど、いつもと違う様子がないか確認しましょう。必要に応じて動物病院に連れていきます。
立ち止まったときの飼い主のNG行動
犬の要求をそのまま受け入れる
犬が立ち止まり、動かないからといってと抱っこして帰ったり、犬の行きたい方向に進んだりしないようにしましょう。
犬は飼い主に自分の主張が通ったと理解し、立ち止まる頻度が増えたり、散歩以外のシーンでも強い主張をするようになります。
これは、飼い主が一貫性のない行動を避ける、という意味でも重要です。
「今日は犬の要求を受け入れた」
「昨日は犬の要求を受け入れなかった」
と一貫性のない行動をとると、犬は理由も分からずストレスを感じます。
飼い主と一緒に動き出せたときに、たくさん褒めてあげるようにしましょう。立ち止まるのは良くないことで、一緒に歩くのは良いこと、と犬に示してあげます。
強引に引っ張る
動かないからといって、強引に引っ張ることもやめましょう。頚椎に負担がかかり、首を圧迫し怪我のもとになります。
立ち止まる理由が必ずあるはずなので、犬の様子だけでなく、散歩中の環境にも目を配りながら、なぜ立ち止まるのかを把握し、対処しましょう。
まとめ
犬は不安や恐怖、疲れや怪我などから散歩中に立ち止まることがあります。そんなときは強引に引っ張ったり、諦めて抱えて帰ったりせず、状況をよくみて対処するようにしましょう。
犬の様子をよくみても、なぜ立ち止まるか理解できないこともあります。そんなときは、プロのドッグトレーナーに相談することもおすすめです。イヌトレでは、オンラインで愛犬に関する相談やしつけトレーニングを受けることができます。
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