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犬が突然走り出すのはなぜ?原因と対策
ついさっきまで大人しくしていた愛犬が、突然走り出すことってありますよね。
散歩中は、急な飛び出しで事故の危険があります。また、自宅でも家具にぶつかったり、滑って転んでケガをしてしまうことがあります。
今回は犬が突然走り出す原因と対策についてお伝えします。
犬が突然走り出す原因
①興奮している
気持ちが高まり、興奮状態になって走り出してしまいます。例えば、お散歩中にお友達を見つけた、お友達や飼い主と遊んでいるときにテンションがあがった、大好きなドッグランで嬉しさが爆発した、などです。
また、最近は室内飼いのご家庭も多く、散歩で外に出られたこと自体に興奮している場合もあります。
②不安や恐怖から逃げようとしている
何か怖いものから離れたくて走り出しています。過去にその場で嫌な経験をした、工事現場の大きな音、車やバイクがすぐ近くを走った時など。
散歩中は突然走り出して道路に飛び出してしまうこともあるので注意しましょう。
③ストレスを解消したい
爪切りや、シャンプーの後など、直近のストレスを解消したくて走り出すことがあります。また、日常生活で積み重なったストレスが原因で突然走り出すこともあります。
この場合はストレスの原因を探ることが重要ですので、早めにドッグトレーナーなどに相談してみましょう。
ストレスの原因はご自身だけではなかなか気づきにくいものです。また、自宅にストレスの原因が潜んでいることもあります。イヌトレはオンラインで相談が可能ですので、自宅での普段の愛犬の様子をもとに、プロのドッグトレーナーからトレーニングを受けることができます。
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④エネルギーがあり余っている
若い犬に多くみられます。天気が悪く散歩の時間が短かった、お留守番の時間が長かった、
自宅での遊びが不十分だったことで、元気いっぱいの状態です。
⑤トイレの後
お尻の不快感など、いつもと違う感覚が気になり、走り出して違和感を無くそうとすることもあります。
犬が突然走り出したときの対策
冷静な態度で接しましょう
突然走り出したからといって、「待ってー!」「こら!」など大声で制止したり、慌てるのはNG。
散歩中であれば、
・リードは放さないようにしっかりと握る
・首が閉まらない程度にリードを短めに調節
ようにしましょう。
また、突然走り出しても、「まて」などのコマンドを指示してあげると、冷静さを取り戻すこともあります。
突然走り出すと飼い主側も慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いて、低いトーンで「まて」と指示しましょう。
まてのコツはこちらでご紹介しています。合わせてご確認ください。
→ 【トレーナー監修】犬のまてのコツは?まての必要性や効果的なしつけ方法
突然走り出さないための準備
運動欲求を満たす
エネルギーが余っていることで走り出してしまっている場合は、運動欲求を満たしてあげましょう。
散歩を十分な時間とってあげる、自宅でも愛犬とたくさん遊んであげましょう
愛犬が怖がるルートはなるべく避ける
散歩中に走り出す原因が分かっている場合は、そもそもそのルートを通らないようにしましょう。
「まて」などのコマンドを覚えておく
「まて」で犬の衝動的な行動を抑制してあげることも効果的です。
まてのコツはこちらでご紹介しています。合わせてご確認ください。
→ 【トレーナー監修】犬のまてのコツは?まての必要性や効果的なしつけ方法
家の中での突然の走り出しに備える
散歩中だけでなく、家の中でも走り出してしまうことがあると思います。対策は同じく冷静な態度で接することですが、家の中でできる備えもあります。
部屋を片付けておく
愛犬が走り回っている間に、ケガなどをしないように部屋を片付けておきましょう。興奮しているときは周りが見えていません。家具や棚などにぶつからないように注意しましょう。
犬の行動範囲を狭くする
あらかじめ犬の行動範囲を狭くし、興奮を抑制することも効果的です。
例えば、飼い主が帰宅すると必ず興奮して走り出す場合は、玄関までの廊下部分に柵を設置し、物理的に走りにくくします。興奮も短時間で収まりやすくなります。
まとめ
犬が衝動的に走り出してしまったときは、飼い主が落ち着いて対処するようにしましょう。
加えて、普段からコマンドを覚えさせておく、走り出さないように工夫をすることも重要です。
イヌトレは、自宅でプロのドッグトレーナーから、愛犬に関する相談やしつけトレーニングを受けることができます。
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