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甘えん坊な犬の仕草とその理由は?
とっても甘えん坊な愛犬が全身で甘えてくる姿を見ると、とても愛おしいですよね。どんなに忙しくても構わずにはいられません。
愛犬はいろいろな仕草で甘えてきますが、実はそれぞれに理由があるんです。
今回の記事では、甘えん坊な犬の仕草と理由についてお伝えします。これらを知ることで、愛犬との生活がもっともっと楽しくなるかもしれませんよ。
犬が甘えているときの仕草
甘えん坊な犬には、以下のような行動が見られます。
飼い主の後を追いかける・目で追う
愛犬が飼い主の後をついてきたり、目で追うのは、「かまってほしい」「いつも一緒にいたい」という気持ちの表れ。「どこかに行っちゃうのでは?」「何をするのか気になる」「もっと構ってほしい」といった考えが、甘えん坊な性格につながっているのかもしれません。
あごをのせる
飼い主が座っているとき、飼い主の腕や足にあごをのせてくることってありますよね。これも甘えているサイン。飼い主を信頼しており、とてもリラックスしています。
飼い主を見つめながらあごをのせてくるときは、かまってほしいときのサインでもあります。そんなときは優しく愛犬をなでてあげてくださいね。
前足をのせる
飼い主の腕や足に、前足を乗せてくることもあります。これも甘えているサインですが、あごをのせてくるときとは異なり、「自分に注目して」「遊んで」「もっと構って」と要求をしています。
要求が強いときは吠える犬も多いですが、それほど強くアピールできないときは、ちょんちょんと飼い主に触れてきます。
お腹を見せてくる
犬にとってお腹は最大の弱点。そんなお腹を見せてくれるのは、飼い主を信頼し、安心している証拠です。
犬は服従心からお腹を見せることもありますが、自分からわざわざ寄ってきて、ごろんと寝転がりお腹を見せている時は、「構って」「なでで」という甘えたいサインです。
飼い主の口の周りを舐める
飼い主の口周りを舐めるのは、愛犬からの愛情表現や信頼を意味しています。これは子犬が母犬にごはんを要求するときの行動と言われており、飼い主のことを母犬と同じように信頼しているのでしょう。
ただし、感染症のリスクに注意しましょう。パスツレラ菌などの感染症リスクがあり危険です。赤ちゃんや基礎疾患のあるお年寄り、風邪気味で免疫力が弱っているときなどは特に注意です。
犬が甘えてくる理由
要求
「遊んで」「なでて」「おやつが食べたい」など、飼い主に何かをしてほしいとき。言葉を話すことができない愛犬が、飼い主に甘えることで伝えようとしています。
単純に「かまって」という場合もあるので、そんなときは優しく相手をしてあげましょう。
ただし、すべての要求に応じ続けていると、吠えや噛みなどの問題行動に発展する恐れもあります。
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不安や恐怖
お留守番の時間が長いときや、知らない人が家に来た時など、何か不安や怖いことがあるときに、飼い主に甘えます。
また、雷や騒音など、大きな音に恐怖を感じているときもあります。
不安や恐怖から甘えるときは、愛犬に落ち着きがないことが多いです。「大丈夫だよ」と優しく接してあげましょう。
病気やケガ
病気やケガのときにも、甘えてくることがあります。体の違和感や、痛みなど、不調を飼い主に伝えているのかもしれません。
飼い主に気付いてほしいときや、甘えることで違和感などを紛らわせようとしているときがあります。元気がない、食欲もない、など、普段と様子が違うときは早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。
足をケガしていると、犬は自分の足を噛むことがあります。
→犬が自分の足を噛む4つの理由と対処法とは?
食欲がないのも病気のサインかもしれません。
→犬がごはんを食べない4つの理由と対処法
まとめ
愛犬は飼い主の後を追いかける、前足をのせる、お腹を見せるなど、たくさんの愛情表現をしてくれています。
一方で、甘えてくるのには必ず理由があります。要求を受け入れ続けていると、問題行動に発展する可能性があります。また、病気やケガの可能性もあります。普段から愛犬の様子をよく観察し、適切な対処をとりましょう。飼い主さんと愛犬との関係がより一層深まりますよ。
日常生活で分からないことや気になることがあったら、プロのドッグトレーナーに相談することもおすすめです。
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