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【トレーナー監修】犬が散歩中しかトイレをしない理由は?しつけ方法・コツ

散歩

犬は室内で飼っているけど散歩中にしかトイレをしない、という飼い主さんは多いのではないでしょうか。

  • 飼い主自身の体調が悪いとき
  • 雨や台風のとき
  • 旅行先やペットホテルに預けるとき
  • 終日家を空けなくてはならないとき

散歩に行けなくて犬が自宅で粗相をしてしまったり、犬にトイレを我慢させることで病気になってしまうリスクもあります。そのため、散歩中以外でもトイレができるようになっておく必要があります。

今回は散歩中にしかトイレをしてくれない愛犬でも、家でトイレをしてくれるようになるしつけ方法をご紹介します。成犬でももちろんトイレトレーニングは可能ですので、チェックしていきましょう。

トイレトレーニングについては、これらの記事でも紹介しています。合わせて確認してみてください。

成犬がトイレを我慢できる時間

成犬がトイレを我慢できるのは12時間ほどと言われています。そのため、トイレの機会は1日2~3回必要になります。

散歩中しかトイレをしてくれない理由

散歩中にトイレをすることが習慣化している

仮にお散歩を朝と夕方の2回している場合、愛犬にとっては散歩の時間がくるまで我慢すれば外でトイレができます。そうすると、愛犬は「散歩の時間」=「トイレの時間」と認識するようになります。

愛犬にとって、トイレの場所とタイミングはもう決まっているので、結果として家の中でトイレをしなくなってしまうのです。

マーキングが習慣化しているから

犬は自分の縄張りを示すために、おしっこでマーキングをします。

犬のマーキングは、生理的な排泄とは性質が異なるものです。普段から同じ場所でマーキングをしているとそこでトイレをするのが習慣化してしまい、屋内でトイレができないこともあります。

しつけトレーニングのやり方が悪かった

愛犬が「家でトイレをすること自体が悪いことだ」と思っていることがあります。トイレトレーニングをして、うまくできなかった時に叱った場合、このようなことが起こっている可能性が高いです。

粗相をして叱られた場合、犬はなぜ叱られているのかわからず、「家でトイレをすること自体が悪いこと」と思ってしまっていることがあります。改めてトレーニングをすることで、このような誤解を解消することができます。

散歩中以外にトイレをしてもらうトレーニング

では、家の中でトイレをしてもらうにはどうすればよいのでしょうか?
ここからはトイレトレーニングの方法を紹介します。

散歩中にトイレシートを使用する

散歩中に、トイレをしたそうな仕草をしたらすぐにトイレシートを準備します。トイレシートに誘導し、シートにトイレをしてもらいます。成功したら、褒めておやつをあげましょう。

犬には「自分のとった行動で嬉しいことが起こると、その行動をとる頻度が増える」という習性があります。「シートにトイレをすると良いことが起こる」と学習してもらいます。

ベランダや庭でトイレをしてもらう

散歩中にシートにトイレをすることができるようになったら、ベランダや庭など、外だけど家に近い場所でトイレをしてもらいます。

トイレシートを用意し、散歩の時間になったらベランダや庭に設置したトイレシートに誘導します。普段トイレをする場所の枝や土を用意して、足裏の感触を再現してあげることも効果的です。
成功したら、褒めておやつをあげます。何度か成功したら徐々に家の中に移動していきます。

徐々に家の中に誘導する

ベランダや庭でできるようになったら、家の中でトイレをするようにします。初めは玄関など外の近くにシートを設置し、慣れてきたら徐々に家の中に移動していきます。

柴犬

まとめ

犬は何度も繰り返し行ったことを習慣化させるため、成犬になってからのしつけは時間がかかります。しかし、失敗しても焦らず、怒らず、根気よく取り組んでいきましょう。

なかなかトイレのしつけがうまくいかないときは、ドッグトレーナーさんなどに相談してみてくださいね。