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【トレーナー監修】犬のアイコンタクトのコツは?アイコンタクトの必要性や効果的なしつけ方法

お迎え後、愛犬と楽しい生活を送るためには一定のしつけやトレーニングが必要です。
なかでも「アイコンタクト」は基本のしつけとして、愛犬にしっかりと覚えておいてもらいたいもの。
今回の記事では「アイコンタクト」の重要性から、「アイコンタクト」のトレーニング方法、「おて」のトレーニングのときの注意点、ポイントについてご紹介いたします。

アイコンタクトの重要性

飼い主との意思疎通がスムーズになる

見つめる

アイコンタクトができるようになると、犬と飼い主の意思疎通がスムーズになります。アイコンタクトは、単純に犬と目を合わせることが目的ではありません。必要なときに飼い主であるあなたに「注目」させ、「意識」を向けさせることが目的です。

アイコンタクトが出来ていない犬は、飼い主からの指示を聞く習慣が付きづらくなっています。おてやおすわりなどのコマンドはもちろん、日常生活での指示が難しくなります。

愛犬を落ち着かせ、愛犬を危険から守る

アイコンタクトがしっかりと出来ていると、散歩中に興奮してしまう場合や、他の人や犬に吠えてしまう場合、急な飛び出しをするときに呼び止める場合などに効果的です。愛犬を落ち着かせ、愛犬を危険から守ることができます。

また、アイコンタクトができることで、愛犬と飼い主の信頼関係を強めます。その後のトレーニングにも活用できます。ぜひ愛犬に覚えてもらいましょう。


アイコンタクトを覚える時期

アイコンタクトを覚える時期は、お迎え後すぐがベストです。

まず、お迎え後すぐに行う必要があるトレーニングは「名前を覚えてもらう」、「アイコンタクト」、「トイレトレーニング」の3つです。
また、お迎え後のおすすめのトレーニングの順番は以下の通りです。

  • 名前を覚えさせる
  • アイコンタクトがとれるようにする
  • トイレトレーニング
  • ボディコントロール
  • ハウストレーニング
  • 甘噛みをやめさせる
  • コマンド(ここでようやく「おすわり」「まて」「おて」など)

※しつけやトレーニングの順番に関しては、こちらの記事で解説していますのでご参考ください。
【子犬をお迎えしたら】しつけの順番は?何から始めたらいい?

これらのトレーニングの進め方が分からないときは、犬のしつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。
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暇そうな子犬

アイコンタクトが取れるようになる前に、まずは名前を覚えてもらう必要があります。

名前を覚えてもらう際のポイントは、呼び名を統一すること。複数の呼び名は愛犬が混乱してなかなか覚えられず、後々のしつけに影響があるので注意です。

お迎え後の子犬に教えたいしつけはたくさんあります。「おてやおすわりを教えて良い子に育てたい」なんてお考えの飼い主の皆さんも多いと思います。

おてやおすわりを覚える際に、愛犬とコミュニケーションをとるためにアイコンタクトが重要となります。

アイコンタクトを教えるための準備

愛犬が落ち着ける環境を整える

秋田犬

安心してトレーニングを行えるよう、愛犬が落ち着ける環境を整えましょう。

トレーニングの時は、テレビや音楽などは消しておきます。また、外の音が気になってトレーニングに上手く取り組めない子もいます。カーテンや窓は閉め、犬の集中が途切れないようにしましょう。

トレーニング用のおやつを準備する

ごはん

トレーニングの準備として、トレーニング用のおやつ(トリーツ)も買っておくといいでしょう。
おやつを使わない方法も紹介しますが、「おすわり」などのトレーニングでは、おやつを使って行うことが多いです。あらかじめ準備しておくと安心です。

どのおやつが良いかは、愛犬の体のサイズや犬種によって異なります。おやつのあげすぎでお腹がいっぱいにならないように、小さいものを準備しましょう。
また、おやつとして愛犬にあげた量を数えておきましょう。その後のごはんの量の調整もしやすくなります。

アイコンタクトのトレーニングのステップ

アイコンタクトは以下のようなステップで進めましょう。

①無理に目を見させるのではなく、自然な形でアイコンタクトを促します。

②犬が飼い主の目を見た瞬間に、「いい子ね」や「よくできたね」と声をかけてあげます。

この時、声のトーンは優しく、愛情を込めて伝えてあげるのが効果的です。

golden-retriever

また、アイコンタクトのトレーニングには、おやつを使ったものもあります。

①おやつを手に持ち、犬の目の前でゆっくり上下左右に動かします。

②犬の目が追いかける中、飼い主の目と犬の目が合った瞬間に、すぐにおやつを与えます。

犬がアイコンタクトを取ることでご褒美がもらえることを理解してくれます。

③おやつをあげる頻度を徐々に減らしていき、おやつがない状態でもアイコンタクトがとれれば、トレーニングが完了です。

アイコンタクトがうまくできないときは

アイコンタクトをしようとしたら吠えられる、唸られるといった飼い主さんもいらっしゃいます。なかなかうまくいかないなと感じるときは、ご自身が進めているトレーニングのやり方を改めて確認することがおすすめです。

トレーニングの進め方が分からないときは自分だけで解決しようとせず、犬のしつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。
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まとめ

犬の性格や、飼われている環境によって犬のしつけの順番は変わってきます。またそれによって、しつけの方法や教え方なども変わってきます。

しつけを早くしなきゃ!と焦る前に、まずは犬との信頼関係をつくっておいてくださいね。
アイコンタクトのステップはあくまでも目安です。子犬それぞれの特徴に合わせたしつけをし、厳しく叱ったりせず、たくさん褒めながらしつけをしてあげましょう。