日本最大級のオンラインドッグトレーニングサイト

初めての方 2回目以降の方

【トレーナー監修】犬が家具を噛む3つの理由と対処法とは?

愛犬にソファ、テーブル、椅子などの脚を噛まれて、気づいたら家具がボロボロに。。愛犬に家具を噛まれ困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬はもともと、噛みに対する欲求が強い動物。噛むことは犬の習性であり、噛みつくこと自体に問題はありません。

しかし噛み癖がエスカレートすると、家具を噛んでボロボロにしてしまうだけでなく、家具の破片を飲み込み、犬自身がケガをしてしまいます。また、飼い主であるあなたや、周囲の人々、他の犬にケガをさせてしまう危険があります。

今回の記事では、犬が家具を噛んでしまう理由から、噛み癖で家具がボロボロにならないようにするための対策、トレーニング方法についてご紹介いたします。

その他の噛み癖に関するお悩みは、こちらの記事からご確認ください。

甘噛みに悩まれている方はこちら
【トレーナー監修】愛犬の噛み癖は早めに直そう!甘噛みの理由やしつけ方法を解説

散歩中のリード噛みに悩まれている方はこちら
【トレーナー監修】犬が散歩中にリードを噛む5つの理由と対処法とは?

飼い主を噛むことに悩まれている方はこちら
【トレーナー監修】犬が飼い主の体や服を噛む3つの理由と対処法とは?

犬が自分自身を噛むことに悩まれている方はこちら
【トレーナー監修】犬が自分の足を噛む4つの理由と対処法とは?

理由①好奇心から噛みつく

犬は身を守るときや、警戒したり、恐怖心を感じたりしているときに、本能的に噛むことがあります。しかしそれだけではなく、単純な好奇心から家具を噛んでしまうことがあります。

特にお迎えしたばかりの子犬は、あらゆるものに興味深々。また犬は人間と違い、手や言葉を使えません。そのため、犬は初めて見たものを噛んで、どんなものか確かめようとすることがあります。

犬は噛んだり、口に入れてよいものの判断がつきません。飼い主が噛んでいいものと、噛んではいけないものをトレーニングや対処法を使って教える必要があります。

また、成犬になっても家具を噛んでいる場合、子犬の時期にソファの脚などを噛んだことが噛み癖となってしまっているのかもしれません。
トレーニングをしっかり行い、愛犬に噛んで良いものと悪いものを理解してもらう必要があります。

好奇心から噛んでしまうときの対処法

家具以外に興味を持ってもらうことが効果的です。
噛んで遊ぶことができる犬用のおもちゃを与えると、家具から気をそらことが期待できます。特に、中におやつが入るタイプのおもちゃは、愛犬の興味を引きやすいためおすすめです。

おもちゃ

また、ドッグトレーナーに相談し、噛まないようなトレーニング方法を実践することも有効です。
家のどこに家具が置いてあるのか、どんなものを普段噛んでしまうのかなどを、ドッグトレーナーに理解してもらうことで、適切なトレーニング計画を立てることができます。家の状況がわかるように写真をトレーナーに見てもらったり、オンラインで直接相談して、現場を見てもらいましょう。
イヌトレ(自宅でオンラインしつけ教室)のご案内はこちら

理由②口の中がかゆい、違和感がある

口の中がかゆい、違和感があるといった理由は子犬の時期によく見られます。

子犬甘噛み

犬は生後1ヶ月ごろから乳歯が生え始め、6~7ヶ月ごろに永久歯に生え変わります。この時期は、口の中がかゆい、口の中の違和感などから噛んでしまうことがあります。椅子の脚などを噛んでいる場合は、このパターンが多いでしょう。お口の中を確認して、歯がうまく生え変わっているか確認してあげてくださいね。

口の中がかゆい・違和感があるときの対処法

噛んでボロボロになりにくいおもちゃや、ゴムでできたボールなどをあげてみましょう。
またロープなどで引っ張り合いっこをするのもいいでしょう。

ロープ類はボロボロになりにくいように、中に綿が入っていないタイプ、おもちゃはおやつが入るボールのようなものをあげるのもおすすめです。

理由③暇つぶしで家具を噛んでいる

暇つぶしで家具を噛んでいるといった理由です。

お留守番の時間が長いときや、普段飼い主が十分に構ってあげていないと、遊びで家具を噛むことがあります。暇つぶしなので、家具以外にもクッションなどの布製品を噛むときがあります。

暇つぶしから家具を噛んでしまうときの対処法

お留守番がどうしても長くなってしまう場合は、普段一緒に過ごせるときにたくさん構ってあげましょう。また、暇つぶし代わりの噛んで遊ぶことができるおもちゃを与えると効果的です。

暇そうな子犬

他にも、愛犬に新しいコマンドを教えたり、一緒にドッグトレーニングを受けることもおすすめです。新しい体験は、犬にとって運動と似たような効果があります。

犬に教えるべきコマンドについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【子犬をお迎えしたら】しつけの順番は?何から始めたらいい?

原因がわからないときの対処法

原因が分からない時には、噛んで欲しくない家具に対策するか、愛犬が噛まなくなるようにトレーニングをするか、いずれかの対処法をとりましょう。

犬に噛んで欲しくない家具に対策する

犬に噛んで欲しくない家具に対して、予めしつけスプレーをしておきます。

しつけスプレー

しつけスプレーには2種類あり、犬の好きなにおいをかけるスプレーと、犬の嫌いなにおいをかけるスプレーがあります。

犬の好きなにおいをかけるスプレーは、例えばトイレトレーニングの際に、犬にトイレをしてほしい場所に使用します。

犬の嫌いなにおいをかけるスプレーは、いたずら防止用のスプレーです。噛んで欲しくない・いたずらをして欲しくないものに使用します。犬に噛んで欲しくない家具がある場合、いたずら防止のスプレーを選んで、吹きかけておきましょう。

犬が噛まなくなるようにトレーニングする

犬が家具を噛まないように、トレーニングをすることもできます。特に家具を噛むことが癖になってしまっている犬や、飼い主の目を盗んで家具を噛もうとする犬におすすめです。

具体的なトレーニング方法は、犬の性格などによって異なります。好奇心旺盛な子や、警戒心の強い子など、その子にあったトレーニング方法が必要です。家具を噛んでしまう状況について、具体的にドッグトレーナーに伝えましょう。

オンラインのトレーニングでは、犬が家具を噛んでしまう状況について、ドッグトレーナーに見せながら説明ができます。お悩みに合わせたトレーニング方法や、トレーニング計画を立てやすくなるため、オンラインのしつけ教室も活用しましょう。
イヌトレ(自宅でオンラインしつけ教室)のご案内はこちら

まとめ

今回は愛犬が家具を噛む代表的な理由と、対処法についてご紹介しました。
犬が家具を噛むのには、必ず理由があります。「愛犬がどうして家具を噛むのか?」理由を探り、それぞれの理由にあったしつけをすることが大切です。

また、犬が一度覚えた習性を後から直すのはとても大変です。
なるべく子犬の時期から、「犬にとってほしい行動」を覚えてもらい、「犬にしてほしくないことは犬が覚えてしまう前にさせない」ことが重要です。
トレーニングをしていて分からないことや不安なことは、ぜひドッグトレーナーに相談してみてくださいね。