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【トレーナー監修】犬が唸る理由と対処法は?トレーニングで解決する方法も

犬の噛み癖や唸りは、多くの飼い主さんが抱えているお悩みのひとつです。
特に室内でワンちゃんを飼っている場合、唸られる・噛まれそうになることで、家でくつろぐことが難しくなってしまった飼い主さんもいます。また、来客に対しても唸るため、来客時はサークルに入ってもらわざるを得ないといったこともよく耳にします。
本記事では、犬がなぜ噛んだり唸ったりするのか、その原因と解決策を詳しく解説します。

犬が唸る・噛んでくる原因・対処法

縄張りを守るため

犬は自分の縄張りを守ろうとする習性があります。
縄張りとは、犬が自分の領域だと感じるエリアのことで、家や庭、飼い主のそばなどが含まれます。犬は自分の縄張りを守るために、見知らぬ人や動物に対して警戒し、噛んだり唸ったりすることがあります。
この対処法の一つとして、愛犬自身が落ち着けるスペースを作ってあげることも有効です。サークルやクレートを用意し、その中へ好きなときに入れるような環境を整えましょう。

犬が落ち着けるようなサークルやクレートの設置場所は、家の間取りや家庭での過ごし方によって変わってきます。犬にとって安心できるサークル・クレートの設置場所について、ドッグトレーナーに相談をしてみるのもおすすめです。
【トレーナー監修】愛犬のサークルやケージの最適な置き場所って?愛犬が快適に過ごせるレイアウトは?

サークル

運動不足やストレス

犬が十分に運動できていない場合、体力が余ってしまい、その結果として噛む・唸る行動が見られることがあります。またストレスが溜まってしまっている場合も、噛んだり唸ったりしてくることがあります。
毎日の運動や遊びの時間を増やすことで、犬のエネルギーを適度に発散させることができます。

日常が忙しくなかなか遊び時間を確保できない場合は、ひとり遊びで使えるおもちゃの活用やドッグトレーニングの受講がおすすめです。
ドッグトレーニングは預かり型のドッグトレーニングもありますし、家で飼い主さんと一緒にドッグトレーニングを受講するのもおすすめです。

イヌトレでは、オンラインドッグトレーニングのご予約を受け付けています。こちらからご確認ください。
「噛む」へのしつけが得意なトレーナー一覧

社会化の不足

犬の社会化とは犬が他の犬や人との関係性をうまく築けるようになるスキルのことです。

子犬時代に他の犬や人とうまく関われないと、社会的スキルが不足し、噛む・唸ることがあります。
社会化不足が原因の場合は、積極的にドッグトレーニングやドッグランに参加することで解決が期待できます。また、他の犬や人との交流を積極的に促すことで、社会的スキルを向上させ、噛む・唸るといった以外の問題行動も減らすことができます。

しかしどのような方法でトレーニングを行うべきかは、愛犬の性格によって変わってきます。イヌトレでは、プロの資格を持ったオンライントレーナーが、お悩みのご相談にのることが可能です。トレーナーが、愛犬の性格や、愛犬が飼われている環境をヒアリングし、飼い主さんと一緒にトレーニングを行います。ご興味のある方はぜひこちらのリンクからご確認ください。
オンラインで受講可能なイヌトレトレーナー一覧

トレーニングの一貫性が不足している

飼い主が一貫したルールでしつけを行わない場合、犬が混乱し、噛む・唸る行動が出やすくなります。例えば、愛犬が飼い主さんの指示通りの動きができても、褒められるとき・褒められないときなどがあると、愛犬は混乱してしまいます。
また、家族内で愛犬への接し方や、しつけの仕方が異なる場合も犬が混乱し、噛む・唸る行動がでやすくなります。家族全員で一貫したしつけのルールを守ることで、犬の混乱を防ぎ、安定した行動を促すことができます。

また、犬は褒められたり嬉しかったことを繰り返す習慣があり、それを飼い主が強化することで、良い行動を習慣化させます。犬がいいことをできた場合にはしっかりと褒めてあげることで、噛んだり、唸ったりしなければ褒めてもらえるということを認識してもらいましょう。

こちらでもドッグトレーニングの際のNG事例について説明をしています。合わせてご確認ください。

ノーフォークテリア

痛みや病気

犬が痛みを感じている場合や病気の時も、噛んだり唸ったりすることがあります。
どこかが痛そうな素振りや、特定の場所を触ったときに唸る・噛む場合は、病気や怪我の可能性もあります。この場合、お近くの動物病院に相談してみてください。

ワクチンを接種する犬

ドッグトレーナーからのアドバイス

ここでドッグトレーナーからのアドバイスを紹介いたします。

「犬が唸る場合、その多くは恐怖や警戒心からくるものです。
トレーニングを通じて、皆さんの愛犬が何に恐怖を感じているのか、なぜ警戒しているのかを一緒に考えていきましょう。犬にとっても飼い主にとっても安心できる環境を一緒に整えていきましょう。」(イヌトレトレーナー)

唸る・噛むのトレーニング事例

ここでは、飼い主様からのお悩み事例を紹介します。

事例1:運動不足による噛み癖・唸り

ゴールデンレトリバーを飼っているのですが、最近おもちゃを噛んでボロボロにしたり、唸りながらおもちゃを振り回したりしていました。

少し心配になり、ドッグトレーナーさんとのカウンセリングを申し込みました。そこで運動不足の可能性があることを指摘されました。毎日の散歩を増やし、週に一度のドッグランでの運動を取り入れることで、噛み癖が良くなってきました。

golden-retriever

事例2:社会化不足による噛み癖・唸り

プードルを飼っています。他の犬や人との接触が少なかったため、知らない人が家に来ると唸り、噛みつこうとすることがよくありました。ドッグトレーニングに参加し、犬が安心できる環境を整えたことで、今では来客のときも静かに足元に座っていることができます。

まとめ

犬が噛んだり唸ったりする行動は、飼い主様にとって、大変なことも多いと思います。しかし原因を理解し、適切な対策をとることで改善することができます。
ドッグトレーナーからのアドバイスを参考に、愛犬とのより良い関係を築いていきましょう。ご興味のある方は、ぜひオンラインしつけ教室、イヌトレにご参加ください。