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【トレーナー監修】犬が家具を噛む理由と対処法!子犬・成犬へのしつけ法も

ソファ、テーブル、椅子などの脚を噛まれて、気づいたら家具がボロボロに。。愛犬に家具を噛まれ困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬はもともと、噛みに対する欲求が強い動物。噛むことは犬の習性であり、噛みつくこと自体に問題はありません。

しかし噛み癖がエスカレートすると、家具を噛んでボロボロにしてしまうだけでなく、家具の破片を飲んでしまったり、飼い主であるあなたや、周囲の人々、他の犬にケガをさせてしまったりする危険があります。

今回の記事では、犬が家具を噛んでしまう理由から、噛み癖で家具がボロボロにならないようにするための対策、トレーニング方法についてご紹介いたします。
特にイヌトレでは日頃からドッグトレーニングを行っており、その中でも特に多い原因を踏まえ紹介します。

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犬の噛み癖については他の記事でも扱っています。是非参考にしてみてください。

ここからは、犬が家具を噛んでしまう原因と、その対処法についてお伝えします。

理由① 好奇心から噛みつく

家具を噛む理由①好奇心から噛みつく

まずは、好奇心から家具を噛んでしまうという理由です。
犬は身を守るときや、警戒したり、恐怖心を感じたりしているときに、本能的に噛むことがあります。しかしそれだけではなく、単純な好奇心から家具を噛んでしまうことがあります。

犬は人間と違い、手や言葉を使えません。そのため、犬は初めて見たものを噛んで、どんなものか確かめようとすることがあります。特にお迎えしたばかりの子犬は、あらゆるものに興味深々。噛んだり、口に入れてよいものの判断がつきません。飼い主さんが噛んでいいものと、噛んではいけないものをトレーニングや対処法を使って教える必要があります。

また、子犬の時期を過ぎても家具を噛むのが収まらない場合、子犬の時期にソファの脚などを噛んだせいで慣れてしまい、そのまま噛み癖が続いているのかもしれません。
この場合もトレーニングや対処法をしっかり行い、愛犬に噛んでいいものと悪いものを理解してもらいましょう。

好奇心から噛んでしまうときの対処法

家具以外に興味をもってもらいましょう。
噛んで遊ぶことができる犬用のおもちゃを与えると、家具から気をそらせることができるかもしれません。特に、中におやつが入るタイプのおもちゃは、愛犬の興味を引きやすいため、おすすめです。

また、ドッグトレーニングで噛まないように教えることも有効です。
特に家具が家のどこに置いてあるのか、どんなものが噛まれているのかを、トレーナーさんに理解してもらうことで、適切なトレーニング計画を作ることができます。家の状況がわかるように写真をトレーナーさんに見てもらったり、オンラインで直接相談して、現場を見てもらいましょう。

おもちゃ

理由② 口の中がかゆい、違和感がある

家具を噛む理由②口の中がかゆい・違和感がある

口の中がかゆい、違和感があるといった理由です。子犬の時期によく見られます。

犬は生後1ヶ月ごろから乳歯がの生え始め、6~7ヶ月ごろに永久歯にの生え変わります。この時期は、口の中がかゆい、口の中の違和感などから噛んでしまうことがあります。特に椅子の脚等を噛んでいる場合は、このパターンが多いです。お口の中を確認して、歯がうまく生え変わっているか確認してあげてくださいね。

口の中がかゆい・違和感があるときの対処法

噛んでボロボロになりにくいおもちゃや、ゴムでできたボールなどをあげてみましょう。
またロープ等で引っ張り合いっこをするのもいいでしょう。

ロープ類はボロボロになりにくいように、中に綿が入っていないタイプ、おもちゃはおやつが入るボールのようなものをあげるのもおすすめです。

理由③ 暇つぶしで家具を噛んでいる

家具を噛む理由③暇つぶしで家具を噛んでいる

暇つぶしで家具を噛んでいるといった理由です。
お留守番の時間が長いときや、普段飼い主が十分に構ってあげていないと、遊びで家具を噛むことがあります。

暇つぶしなので、家具以外にもクッションなどの布製品を噛むときがあります。

暇つぶしから家具を噛んでしまうときの対処法

お留守番がどうしても長くなってしまう場合は、普段一緒に過ごせるときにたくさん構ってあげましょう。また、暇つぶし代わりの噛んで遊ぶことができるおもちゃを与えると効果的です。

他にも、新しいことをすることは、犬にとって運動と似たような効果があります。愛犬に新しいコマンドを教えたり、一緒にドッグトレーニングを受けたりしてみましょう。

犬に教えるべきコマンドについては、この記事で詳しく解説しています。

散歩

原因がわからないとき

原因が分からない時には、噛んで欲しくない家具に対策するか、愛犬が噛まなくなるようにトレーニングするかの2種類の方法がおすすめです。

犬に噛んで欲しくない家具に対策する

犬に噛んで欲しくない家具に対して、予めしつけスプレーをしておくのは有効です。

しつけスプレーには2種類あり、犬の好きなにおいをかけるスプレーと、犬の嫌いなにおいをかけるスプレーがあります。犬の好きなにおいをかけるスプレーは、例えばトイレをしてほしい場所に使用します。犬の嫌いなにおいをかけるスプレーは、いたずら防止用のスプレーです。噛んで欲しくない・いたずらをして欲しくないものに使用します。犬に噛んで欲しくない家具がある場合、いたずら防止のスプレーを選んで、吹きかけておきましょう。

犬の嗅覚は人より敏感なため、人にはほとんど分からないにおいのスプレーです。

犬が噛まなくなるようにトレーニングする

犬が家具を噛まないように、トレーニングをすることもできます。特に継続的に家具を噛んでしまう子や、飼い主さんの目を盗んで家具を噛もうとする子におすすめです。

具体的なトレーニング方法は、犬の性格などによって異なります。好奇心旺盛な子や、警戒心の強い子など、その子にあったトレーニング方法が必要です。家具を噛んでしまう状況について、具体的にトレーナーさんにお伝えしましょう。

特にオンラインのトレーニングでは、犬が家具を噛んでしまう状況について、具体的に見せ、説明ができます。お悩みに合わせた対策のお伝えや、トレーニング計画を立てやすくなるため、店舗型のスクールだけではなく、オンラインのしつけ教室も活用をしましょう。

まとめ

今回は愛犬が家具を噛む代表的な理由と、対処法についてご紹介しました。
犬が家具を噛むのには、必ず理由があります。「愛犬がどうして家具を噛むのか?」理由を探り、それぞれの理由にあったしつけをすることが大切です。

また、犬が一度覚えた習性を後から直すのはとても大変です。
なるべく子犬の時期から、「犬にとってほしい行動」を覚えてもらい、「犬にしてほしくないことは犬が覚えてしまう前にさせない」ことが重要です。
トレーニングをしていて分からないことや不安なことはぜひドッグトレーナーに相談してみてくださいね。