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【トレーナー監修】犬の噛み癖のトレーニング法、噛み癖の理由や対処法も解説

犬が噛みついて困る。甘噛みがエスカレートしてきて怪我をしてしまう等、犬と暮らすうえで、犬の噛み癖にお困りの方も多いと思います。
この記事では、イヌトレが今まで扱ってきた噛み癖のある犬へのトレーニング実績をもとに、犬の噛み癖で困っている方へ、犬の噛み癖の理由や、その対処法・トレーニング方法、困ったときの相談窓口までご案内します。

また、イヌトレでは噛み癖に関して、他の記事でも扱っています。
特に甘噛みでお困りの方は、こちらの記事で詳しく解説しています。こちらも合わせて確認してみてください。

その他、犬が噛んでしまう対象別で解説をしています。家具や洋服に噛みついて困る場合や、散歩中にリードを噛んでしまって困る場合などは、こちらも合わせて確認するのがおすすめです。

【トレーナー監修】犬が家具を噛む理由と対処法!子犬・成犬へのしつけ法も
【トレーナー監修】犬が散歩中にリードを噛む5つの理由と対処法とは?
【トレーナー監修】犬が飼い主の体や服を噛む3つの理由と対処法とは?
【トレーナー監修】犬が自分の足を噛む4つの理由と対処法とは?

犬の噛み癖はトレーニングで改善できる

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犬は自分で噛む力や、噛むものをコントロールできる生きものです。

犬は口を使って物を運んだり動かしたりします。
例えば、飼い主と引っ張りっこで遊ぶためにおもちゃを力いっぱい噛んだり、ボールを飼い主さんのところに持ってきて優しく渡してくれます。犬にとって口は、人にとって手のようなものです。全く噛まないようにするのは、あまり現実的ではありません。

しかし犬にとっては遊んでるつもりでも、犬の牙は鋭いため、物を壊して誤飲してしまったり、人を怪我させてしまったりすることがあります。
そのためトレーニングなどの適切な対策をとり、噛む力をコントロールしたり、噛んでいいものといけないものを理解してもらいましょう。犬は噛んでいいものといけないものを、トレーニングを通して理解できるようになります。
特に噛み癖の場合は、一度悪い癖がついてしまうと、一緒にトレーニングをすることが困難になります。

自分でトレーニングをしているけど、「うまくトレーニングできない」「ちょっとここがわからない」などがある場合は、そのままにせず、気軽にドッグトレーナーさんに相談しましょう。
イヌトレの噛み癖のトレーニングが得意なトレーナーはこちらから確認できます。

噛み癖のトレーニングが得意なトレーナーはこちら

愛犬の気持ちを知りたい!飼い主を噛む理由

まずは犬がなぜ噛んでしまうのか理由を確認しましょう。噛み癖の原因ごとに、対処方法が異なります。

身を守るために噛んでしまう

飼い主さんか物を取り上げた時や、犬が唸ってから噛んでくる場合は、この原因が考えられます。
この対処法として、犬が身の危険を感じないように犬と関わる必要があります。まずは、「愛犬の噛み癖を改善するトレーニング方法」で紹介する方法を実践してみましょう。1~2週間ほど続けても改善が見られない場合は、ドッグトレーナーへ相談しましょう。

ストレスや恐怖から噛んでしまう

具体的なきっかけは分からないが、噛もうとしてくる場合に多い理由です。また多頭飼いをしていたり、小さな子供がいる場合にも、これが理由として考えられます。

これの対処法として、まずはなにに恐怖を感じているかを明らかにする必要があります。原因がわからない場合は、ドックトレーナーに見てもらい、何を怖がっているかを特定しましょう。原因を排除し、犬が安心して過ごせるような環境を整えてあげることで、徐々に改善していきます。

この場合は、日常生活を見ることで、原因を特定します。日常の生活が見えるよう、訪問型やオンラインのドッグトレーナーがおすすめです。

イヌトレのオンライン対応可能なトレーナーはここから確認ができます。
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口の中がかゆくて噛んでしまう

生後4ヶ月から半年程度で、家具などの硬いものを噛んでいる場合、これが理由として考えられます。

歯が生えはじめ、口の中がむずがゆいため、それを解消するために噛んでしまっています。
これは飼い主さんの工夫で、対策をすることができます。具体的な方法については、こちらの記事で解説していますので、確認してみてください。

【トレーナー監修】愛犬の噛み癖は早めに直そう!甘噛みの理由やしつけ方法を解説
【トレーナー監修】犬が家具を噛む理由と対処法!子犬・成犬へのしつけ法も

甘えている・興奮して噛んでしまう

犬と遊んでいる時や、飼い主さんが静かにしている時に噛んでくる場合に多い理由です。

人間に対しては「噛んではいけない」ということを理解してもらう必要があります。「愛犬の噛み癖を改善するトレーニング方法」で紹介する方法を実践してみましょう。

また、愛犬の噛み癖を改善するトレーニング方法と合わせて、こちらの記事で解説している方法もおすすめです。合わせて実践してみましょう。

【トレーナー監修】愛犬の噛み癖は早めに直そう!甘噛みの理由やしつけ方法を解説

誤ったしつけで噛み癖が直っていない

トレーニングをしているのによくならない場合、誤ったしつけ方法をしている可能性があります。

プロのドッグトレーナーに、実際に自分のやっているトレーニング方法を見てもらい、何がいけないかの原因を見つけましょう。グループレッスン型のトレーニング教室も受講可能ですが、この場合は個別でトレーニングを受けることがおすすめです。

イヌトレはマンツーマンでトレーニング方法を教えてもらえます。イヌトレの噛み癖のトレーニングが得意なトレーナーはこちらから確認できますので、チェックしてみてください。

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愛犬の噛み癖を改善するトレーニング方法

ここからは愛犬の噛み癖を改善するトレーニング方法について解説していきます。

犬が安心できる環境を整える

まずは根本的な原因を解消する方法です。
身を守るために噛んでしまう場合や、ストレスや恐怖心から噛んでしまう場合、まずはこの方法を試してみましょう。

犬が怒るようなことをできるだけしない、犬が安心できる環境を整えてあげることが必要です。特にクレートやサークルの中を、安心できる環境として整えてあげることもおすすめです。その中で安心して過ごせます。

クレートやサークルの適切な置き場所やレイアウトについては、こちらの記事で解説しています。こちらを参考に犬が安心できる環境を作りましょう。
【トレーナー監修】愛犬のサークルやケージの最適な置き場所って?愛犬が快適に過ごせるレイアウトは?

噛むおもちゃで欲求を満たす

ボールやロープなどで、犬が持っている「噛みたい」という欲求を解消してあげることもおすすめです。
口の中がかゆくて噛んでしまう、興奮して噛んでしまうなどの場合、この方法を試してみるのがおすすめです。

ボールを選ぶ場合は、適切な硬さのものを選びましょう。柔らかすぎると、すぐ壊れてしまい、「噛みたい」欲求を解消できません。また硬すぎると、壊れたときに誤飲をして危ないため注意しましょう。

歯磨きガムのように、噛むと同時に歯みがきの効果があるものもあります。
歯みがきについてはこちらの記事でも解説しています。気になる場合は合わせてチェックしてみてください。
【トレーナー監修】愛犬の歯みがき方法!嫌がるときはどうすればいい?

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「痛い!」とリアクション、その後はしばらく無視

犬が噛んできたら「痛い」と強い口調で言い、その後しばらく無視をするというトレーニング方法があります。

犬には自分にとって好ましくないことが起こるとその行動が減り、嬉しいことが起こるとその行動が増える習性があります。飼い主さんが犬に噛まれた時に大げさにリアクションしてしまうと、犬が「構ってもらえた!」と勘違いをし、噛み癖が悪化してしまうことがあります。そのため、「痛い!」と伝えた後、心を鬼にしてしばらく犬を無視することで、噛み癖が徐々に減っていきます。

これらの方法を1~2週間程度取り組んで、それでも噛み癖が解消しない場合は、トレーニング方法が間違っている可能性があります。

プロのトレーナーに自分のトレーニング方法を確認してもらい、正しくトレーニングができるように練習してみましょう!

ドッグトレーナーはこちらから探すことができます。
噛み癖へのトレーニングが得意なドッグトレーナー

愛犬が噛んでくるときにNGなトレーニング方法

大げさなリアクションはNG

犬が悪いことをした時には、大げさにリアクションをするべきだ思ってしまいます。しかしそれが必ずしもいいわけではありません。犬が「構ってもらえた!」と勘違いをし、噛み癖が悪化してしまうことがあります。
はっきりと「痛い!」と1回言い、それ以降はリアクションを取らないように心がけましょう。

口を強く持つのはNG

噛み癖を止めようと、口を強く持ってしまう飼い主さんもいらっしゃいます。しかし、それは逆効果です。犬は攻撃されたと思い、さらに強く、素早く噛んでこようとします。

叱るのはNG

犬はなぜ叱られているかを理解できません。叱られている途中に、何をしたかを忘れてしまうこともあります。

また、犬との信頼関係が築きづらくなり、今後のトレーニングがスムーズにできなくなってしまうこともあります。

ケージやクレートに閉じ込めるのもNG

ケージやクレートは、犬にとって安心できる場所です。愛犬への罰としてサークルやクレートに閉じ込めた場合、そこを安心できる場所だとは思えなくなり、犬が過度にストレスを感じてしまったり、安心できなくなってしまいます。

まとめ

今回は犬が噛んでくる原因と、それに対するトレーニング方法を解説しました。
まず原因を特定し、特定したら対策していきましょう。また、困ったことがあったら気軽にドッグトレーナーさんに相談しましょう。
噛み癖は一度ついてしまうと、それ以降のトレーニングが難しくなり、改善していくのが大変なことのひとつです。早めに正しく対処することで、犬と一緒に楽しく過ごしていきましょう。