新しい家族をお迎えする時期が近づいてくるのは、とっても楽しみですね。
そんな飼い主の皆さん、子犬をお迎えするために必要なグッズや準備はお済みでしょうか？今回の記事では、子犬をお迎えする前に用意しておきたいグッズ、準備しておきたいことを解説していきます。

子犬をお迎えしてからのしつけの順番などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

お迎え前に用意しておきたいもの（グッズ編）

まずは、お迎え前に買っておくべきグッズについてです。

クレート

ハウスとして使用します。体の向きが変えられるくらいの、ちょうどよい大きさのものを選びましょう。目安としては、奥行きが犬が伏せをしたときの長さ以上、高さが犬が自然に立った高さ＋5cm以上のものです。
「自分だけの安心できるお部屋」として使います。
また、動物病院等へ移動する際はクレートを利用することも多いと思います。飼い主さんが持ち運べる、車に乗せられるサイズ感であるかも確認しましょう。

サークル/ケージ

サークル、もしくはケージで子犬の居場所をつくってあげます。
犬が安心して過ごせるように、屋根のついたものや、パーツを組み合わせるタイプのものもおすすめです。
子犬のうちは粗相などで、ケージの掃除をすることも多くなります。掃除のしやすさも、選ぶときのポイントとして抑えておきましょう。
超小型犬の場合、ケージの間をすり抜けてしまうこともあるので、格子の間隔も注意が必要です。

サークル/ケージの設置場所については、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。

ベッド

サークル・クレートとともに、犬の居場所として、犬用のベッドを用意してあげましょう。
一般的な犬の睡眠時間は12〜14時間程です。長い時間を寝て過ごすため、ベッドがあると犬の体への負担が少なくなります。
また、ベッドはどうしても汚れやすいため、丸洗いできるものがおすすめです。冬用は温かいもの、夏用はメッシュ素材等の熱がたまらないものなど、季節ごとに使い分ける家庭もあります。

首輪/リード

お外に出ない時期から買っておきましょう。散歩の慣らしや、おうちのなかでできるしつけにも利用します。
首輪やリードは、犬の成長に従って買い替えていくものです。サイズをしっかりと確認して購入してくださいね。

トイレトレー/トイレシート

トイレシートは、トイレトレーだけでなく子犬のうちはサークル全体に敷くので、多めに買っておきましょう。
トイレトレーはトイレのエリアとその他のエリアを分けるために使います。子犬がその場で一周回れるくらいの大きさがおすすめ。

トイレトレーニングは、犬にとっては最初のトレーニングになるためとても大切です。こちらの記事ではトイレトレーニングについて解説していますので、合わせてご確認ください。

食器類（ボウル）

フードを入れる食事用と水飲み用の2種類を用意しましょう。深さのあるものを選ぶと、犬がひっくり返さずに済みます。定期的に洗う必要があるため、洗いやすさも選ぶときのポイントです。
大型犬の場合、成長によって食事量が大幅に増えるため、買い替えが必要になります。最初は子犬のサイズに合わせて購入し、成長によって買い替えていきましょう。

しつけトレーニング用のスプレー

犬の好きなにおいで「トイレの場所を学習させるスプレー」と、犬の嫌いなにおいで「特定の場所にトイレをさせないスプレー」の大きく分けて2種類があると安心です。
トイレシートにトイレの場所を学習させるスプレー」をかけておくと、トイレトレーニングがスムーズに進みます。また、しつけトレーニングや、犬に触られたくないものは、犬が嫌いなにおいがする、トレーニング用のスプレーをかけておきましょう。

犬は嗅覚が人の3,000倍以上あると言われています。スプレーをかけても、人が感じられない程度のにおいなので、基本的に飼い主さんの生活には影響がありません。

おもちゃ

飼い主さんと子犬で一緒に遊ぶ用のものと、子犬がお留守番をしているときや、ひとり遊びのときに使うものなど、いくつか購入しておきましょう。ロープ型は飼い主さんと一緒に遊ぶとき用、ボール型は犬が一人で遊ぶとき用など、形状によって使い分けがあります。
また、おもちゃの中におやつが入るものは、お留守番の時や早食い防止などに使います。
思いっきり遊んでも壊れないくらい丈夫なものを選んであげてくださいね。

消臭スプレー

犬は一度排泄をした場所をトイレとして覚えます。トイレ以外の場所で粗相をしてしまったらその場所をトイレとして認識してしまうので、トイレとして覚えないよう消臭スプレーを使用しましょう。

お迎え前に用意しておきたいもの（環境編）

グッズだけでなく、犬と一緒に過ごせるような環境も、お迎え前に準備しておきましょう。

犬が安全に過ごせる環境かを確認する

まずは、犬が安心して過ごせる環境かを確認しましょう。

■階段がある場合は、落ちないように対策

特に子犬の場合は、階段から落ちないように、階段に柵を設置してあげましょう。　

■必要に応じて滑りにくい床材の変更も

犬が滑りやすい床材を使用していないかチェックしましょう。特にフローリングの多くは滑りやすく、滑ることで犬の腰や関節などに負担がかかり、腰痛の原因にもなってしまいます。フローリングの上にカーペットを敷くか、滑りにくい床材への変更を行うことで犬が快適に過ごせるようになります。お迎え後に犬が歩きにくそうにしていないか、床で滑っていないかも確認しましょう。

誤飲防止のために、ものを片付ける

子犬にとって最も多い事故は「誤飲」です。
おもちゃだけではなく、犬が間違って飲み込んでしまうようなものが放置されていないか、家の中を確認しましょう。

掃除用の洗剤やお掃除シートを、犬が口に入れてしまうということがあります。また、観葉植物を犬が食べてしまうこともあります。犬の口に入ることで、健康に害があるものはたくさんあるため、犬が届かない場所に移動しておきましょう。

家具やコードも噛まないように対策を

歯の生え変わりの時期など、犬は歯がむず痒く、木製の家具の脚を噛んでしまうことがあります。家具の脚がボロボロになってしまうので、大事な家具など、噛まれたくないものには「しつけスプレー」をかけておきましょう。
また子犬が電気コードを噛んでしまい、感電事故や火傷が起こることもあります。電気コードには、カバーを付けておくとそのような事故を防げます。

甘噛みが収まらない場合の対処法等を、こちらの記事で解説しています。こちらも合わせてご確認ください。

しつけ/トレーニングの準備

子犬をお迎えしたときに、まず初めにしておきたいのが、しつけ・トレーニングです。
しつけをしないと、トイレの場所を覚えられなかったり、一緒に暮らしていく上で、たくさんの不便が出てきてしまいます。お迎え前にどのようにトレーニングを行うべきか、どんな順番でトレーニングをするべきかを確認しておきましょう。

どの順番でしつけ・トレーニングをするべきか、おすすめの順番についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

また、自分でしつけやトレーニングをするのが不安な場合は、ドッグトレーナーに相談するのがおすすめです。オンラインに特化した犬のしつけサービスであるイヌトレでは、1回30分〜でトレーナーにしつけの方法について相談できます。

近くの動物病院を探しておく

お迎え前に近くの動物病院等を探しておくと、もしもの時にすぐに動物病院に行くことができます。
動物病院には専門病院や大学病院など種類がありますが、まずは「かかりつけ医」にあたる動物病院を見つけておきましょう。そこで予防接種や健診を受けたりします。

まとめ

いかがだったでしょうか？
お迎えする準備がしっかり出来ていればたとえ飼うことが初めてでも、自信を持ってお迎えができます。子犬も安心して飼い主さんのおうちにおじゃまできますよ。他にも購入しておいたほうがよいものはたくさんあるので、分からないときはペットショップの店員さんやブリーダーさん、ドッグトレーナーさんなどに相談してみてくださいね。