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【トレーナー監修】犬が散歩中に引っ張る3つの理由と対処法とは?

引っ張る

散歩中に愛犬にリードを引っ張られて、困った経験はありませんか?
飼い主さんとしては、ぐいぐい引っ張られるとコントロールが効かなくなるし、なんだか自分がお散歩されているように思えてしまいますよね。

犬にとってお散歩はその日の一番の楽しみ。興奮して引っ張ってしまう犬はよく見られます。しかし、引っ張り癖を放置しておくと、愛犬の首に負担をかけることになり、また危険にさらされる可能性があります。

今回の記事では、愛犬が散歩中にリードを引っ張る3つの理由と、対処法についてご紹介していきます。

動画でもご紹介しています。合わせてご確認ください。

その他、お散歩中のよくあるお悩みや対処法は、以下の記事をご確認ください。

散歩中のリード噛みにお悩みの方
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引っ張り癖を放置することで起きるトラブル

■呼吸器の疾患やヘルニアなどの危険性が高まる

リードを引っ張ると、当然首に負担がかかります。頚椎(けいつい)や気管を圧迫し、呼吸器の疾患やヘルニアなどの危険性が高くなります。

■事故やケガのリスクが高まる

愛犬が引っ張った拍子に飼い主が転倒する。引っ張られたときにリードから手を離してしまい、愛犬が道路に飛び出して事故に合ってしまう、などの危険性が高くなります。

■主従関係が逆転してしまう

犬の進みたい方向にばかり進んでいると、犬に主導権がある状態に。そうすると主従関係が逆になり、普段のしつけもうまくいかなくなる可能性が高くなります。


リードを引っ張る理由①興奮している

散歩で外に出られたことで、嬉しさのあまり興奮している場合です。テンションが上がり、楽しくてはしゃいでいます。興奮しているため、自分の興味が示す方向に進みます。結果として、リードを引っ張ってしまいます。

リードを引っ張る理由②危険や恐怖を感じている

犬が何かに怯えたり、恐怖心を持っている場合です。「早く離れたい!」「逃げたい!」とリードを引っ張ってしまっています。

例えば、嗅覚の鋭い犬だけが匂いに気づき、危険を感じて逃げようとする場合、他の犬から威嚇をされている場合、などがあります。

リードを引っ張る理由③既に主従関係が逆転している

人と犬はパートナーであり、信頼関係がとても重要です。ただし、しつけの面においては一部、主従関係が求められます。主従関係が逆転していると、犬は飼い主の指示を聞かず、自分勝手に行動するようになります。


引っ張り癖の対処法①引っ張ったら立ち止まる

愛犬が引っ張ったら、その場で立ち止まります。このとき、愛犬がリードを引っ張っても、リードを持つ手を最初に決めた位置から動かさないようにします。

徐々にリードが緩んできたら歩き始めましょう。リードを引っ張るのは良くないことで、ゆるめると歩けるようになることを愛犬に理解させましょう。

引っ張り癖の対処法②引っ張ったらUターン

愛犬がリードを引っ張りそうになったら、愛犬が進もうとしている方向と逆方向にUターンします。ポイントは、ぐいぐいと引っ張る前にUターンすること。

また、この時愛犬の方を見ない、声をかけないようにします。

引っ張り癖の対処法③アイコンタクトをとり褒める

対処法①と②を実践すると、愛犬は自分の進みたい方向に進めなくなります。そうすると、愛犬は飼い主であるあなたの方を見てくるようになります。そうしたらおやつをあげたりして褒めてあげましょう。

アイコンタクトを繰り返すことで飼い主であるあなたに注目してくれるようになり、徐々にお散歩の主導権が飼い主に移るようになります。

散歩

※まだ子犬でアイコンタクトがうまく出来ていない、成犬だけど普段からアイコンタクトがとれていない、という飼い主さんはこちらの記事もご参照ください。
犬のアイコンタクトのコツは?アイコンタクトの必要性や効果的なしつけ方法

まとめ

今回は、愛犬が散歩中にリードを引っ張る5つの理由と、対処法についてご紹介しました。

犬がリードを引っ張るのには必ず理由があります。
「愛犬がどうしてリードを引っ張るのか?」理由を探り、適切なしつけをすることが大切です。

ただし、リードを引っ張る理由が分からない、しつけ方に不安を感じる方もいらっしゃると思います。そんな時は、犬のしつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。
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