PET TRAINING
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【トレーナー監修】愛犬がチャイムに吠える理由・吠えないしつけ方は?
愛犬との暮らしでよく聞くお困りごとが「チャイム吠え」です。
「愛犬が来客を知らせるチャイムで、必ず吠えて困る」という飼い主さんも、多いのではないでしょうか。近所迷惑だとは思いつつ、注意してもなかなか直らないし、仕方がないかな、と思っていませんか?
今回の記事では、私たちが飼い主の方と一緒にドッグトレーニングをするなかで見つけた、愛犬がチャイムに吠えてしまう理由としつけ方、注意点について解説していきます。
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チャイム以外で犬が吠えている原因を知りたい場合は、こちらの記事で解説しています。
→ 【トレーナー監修】犬の吠え方にも種類がある?!吠える原因と対処法5選
犬がチャイムで吠える、2大原因
まずは、愛犬が「チャイムの音そのもの」に反応しているのか、そうでないのか見極めましょう。
犬がチャイムで吠えてしまう原因は①チャイムの音に直接反応している場合、②飼い主の動きに反応している場合の2つがあります。
「チャイムの音」に反応して吠えていますか。それとも、チャイムがなってバタバタと玄関に走るあなたの様子を見て吠えていますか。愛犬の様子をよくよく見てみましょう。
原因1:チャイムの音に反応している
チャイムの音に反応して吠えている場合、その根本的な理由は3つに分けられます。
知らない人が家の中に入ってくる恐怖から吠えているケース
「チャイムが鳴るのは、知らない人が来る合図だ」と思って、犬が怖がっているのかもしれません。
このケースは、人間慣れしていない犬に多い傾向にあります。
犬種別の性格では、チワワやポメラニアンなどの小型犬、もともと番犬であったジャーマンシェパードやドーベルマン、柴犬などが吠えやすいかもしれません。
来客が嬉しくて吠えているケース
テンションが上がって吠えています。かわいいのですが、来客に飛びついたり、構って欲しさに吠えてしまうのは、困ってしまいますよね。
犬種別の性格では、人好きなテリア(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアやジャック・ラッセル・テリア)、ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなどが多い傾向にあります。
家族に来客を知らせているケース
猟犬や使役犬として活躍してきた犬種は、チャイムの音を聞くと本能で飼い主に知らせようとする傾向があります。犬からすると、お仕事をしています。よくよく見ると、興奮したり怯えているのではなく、落ち着いて吠えているのではないでしょうか。
ダックスフンド
や ビーグルなどの猟犬、 シェットランドシープドッグなど家畜を誘導・守る役割があった牧羊犬などに見られます。
原因2:チャイムの音ではなく、飼い主の動きに反応している
「チャイムの音」ではなく、チャイムが鳴った後の飼い主の動きに対して、興奮して吠えてしまっているケースです。飼い主であるあなたが急いで立ち上がる、大きな声で急に「はーい」と返事をするなどで、愛犬の興奮のスイッチが入ってしまいます。
対策としては、チャイムが鳴ってもバタバタと応対せず、落ち着いてゆっくり動くようにしてみてください。
犬が吠えてしまう一般的な原因は、こちらの記事で解説しています。上記にうまく当てはまらない場合や、もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参照してみてください。
→ 【トレーナー監修】犬の吠え方にも種類がある?!吠える原因と対処法5選
チャイムで吠えてしまう犬へのトレーニング法
チャイムで吠えてしまう犬も、トレーニングによって吠える回数や機会を減らすことができます。
チャイムの音に反応している場合のトレーニング法
チャイム音に反応して吠えてしまっている場合、更にそれがどのような原因かによって、トレーニング法が変わってきます。
■来客が怖いケース
この場合、犬はチャイムが鳴ると知らない人が来るという、怖い・嫌なことが起こることを学習してしまっています。そのため、「チャイムが鳴るといいことが起きる」と学習させてあげます。
具体的には、チャイムがなり、吠える「前」にフードやおやつ等を与えましょう。チャイムが鳴る度にこれを繰り返すことで、「チャイムがなるといいことが起きる」と学習し、吠えづらくなります。
また、社会性が身についていない、人間に慣れていない犬の場合は、散歩を増やし他の犬や人に触れ合う機会を増やすなども効果的です。
■来客が嬉しくて吠えているケース
上記のフードを使ったトレーニングに加え、来客の予定がある場合はクレートにいれておくなど、物理的に来客と離すことも効果的です。
飼い主の動きに反応している場合のトレーニング法
チャイムの音ではなく、飼い主の動きに反応している場合は、飼い主さんの動きを変えることで、吠えを減らす事ができます。
来客の際、飼い主自身が落ち着いて対応するようにしましょう。それにより、飼い主さんの行動に反応する、犬の動きを抑えることができます。
具体的には、
・来客に大きな声で応対しない
・バタバタと急いで玄関に向かわない
など、なるべく犬の興奮をあおらないように気を付けましょう。
チャイムがなったとき、愛犬にやってはいけないNGしつけ
愛犬が吠えたら愛犬を叱る、愛犬の嫌なことをしてやめさせる、という懲罰方式のしつけはやめましょう。
やってしまいがちなNG例として、大きな音や嫌な音を出す、愛犬の嫌がるスプレーを吹きかける、しつけ用の首輪のスイッチを入れて言うことを聞かせるなどがあります。これらは根本的な解決につながらず、かえって吠えが悪化する可能性もあります。
また、何よりも飼い主であるあなたと愛犬との信頼関係が崩れてしまいます。お互いが家族の一員として、信頼関係を築くことができなくなるため、できる限りやめましょう。
その他のしつけに関するNG事例については、こちらの記事でも解説しております。
【トレーナー監修】愛犬のしつけの注意点・NG例、よくある失敗例も
もし、トレーニングが上手く進まない場合、やり方が間違っているのかも知れません。犬のしつけのプロである、ドッグトレーナーに相談してみましょう。
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まとめ
愛犬がチャイムがなると吠えてしまう場合、まずは「なにに反応しているのか」注意深く観察してみましょう。
その上で、適切なトレーニングやしつけを行うことで、チャイムで吠えてしまう回数を減らしていくことができます。
チャイム吠えをする原因が分からないときは、ドッグトレーナーさんなどに相談してみてくださいね。