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【トレーナー監修】愛犬がチャイムに吠える理由・吠えないしつけ方は?

吠え

愛犬との暮らしでよく聞くお困りごとが「チャイム吠え」です。

「愛犬が来客を知らせるチャイムで、必ず吠えて困る」という飼い主さんも、多いのではないでしょうか。近所迷惑だとは思いつつ、注意してもなかなか直らないし、仕方がないかな、と思っていませんか?

今回の記事では、愛犬がチャイムに吠えてしまう理由としつけ方、注意点について解説していきます。

愛犬との生活をお互いにストレスなく過ごすためには、早めに正しいしつけを行うことが重要です。ただし、吠えている理由が分からず不安を感じる方もいらっしゃると思います。吠え癖のトレーニングの進め方は、犬のしつけのプロであるドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。

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犬がチャイムで吠える理由

犬がチャイムで吠えてしまう理由は①チャイムの音に直接反応している場合、②飼い主の動きに反応している場合の2つがあります。

吠え

愛犬が「チャイムの音そのもの」に対して反応しているのか、チャイムの音ではなく「飼い主の動き」に対して反応しているのか見極めましょう。

①チャイムの音に反応している

チャイムの音に反応して吠えている場合、その根本的な理由は3つに分けられます。

来客が怖くて吠えている

「チャイムがなるのは、知らない人が来る合図だ」と思って、犬が怖がっているのかもしれません。
このケースは、人間慣れしていない犬に多い傾向にあります。
犬種別の性格では、

チワワポメラニアンなどの小型犬や、もともと番犬であったジャーマンシェパードドーベルマン柴犬などが吠えやすいかもしれません。

ジャーマン・シェパード・ドッグ

来客が嬉しくて吠えている

テンションが上がって吠えています。かわいいのですが、来客に飛びついたり、構って欲しさに吠えてしまうのは、困ってしまいますよね。
犬種別の性格では、人好きなテリア(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアジャック・ラッセル・テリア)、ゴールデンレトリーバーラブラドールレトリーバーなどが多い傾向にあります。

家族に来客を知らせている

猟犬や使役犬として活躍してきた犬種は、チャイムの音を聞くと本能で飼い主に知らせようとする傾向があります。犬にとってはお仕事をしています。よくよく見ると、興奮したり怯えているのではなく、落ち着いて吠えているのではないでしょうか。
ダックスフンド ビーグルなどの猟犬、 シェットランドシープドッグなど家畜を誘導・守る役割があった牧羊犬などに見られます。

シェットランド・シープドッグ

②チャイムの音ではなく、飼い主の動きに反応している

「チャイムの音」ではなく、チャイムが鳴った後の飼い主の動きに対して、興奮して吠えてしまっています。飼い主であるあなたが急いで立ち上がる、大きな声で急に「はーい」と返事をするなどで、愛犬の興奮のスイッチが入ってしまいます。
対策としては、チャイムが鳴ってもバタバタと応対せず、落ち着いてゆっくり動くようにしてみてください。

吠え

犬が吠えてしまう一般的な原因は、こちらの記事で解説しています。上記にうまく当てはまらない場合や、もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参照してみてください。

【トレーナー監修】犬の吠え方にも種類がある?!吠える原因と対処法5選

①チャイムの音に反応しているときの対処法

■チャイムは嫌なものではなく、良いことが起きる合図だと学習させる

来客が怖くて吠えているときに、とくに効果的です。犬はチャイムがなると知らない人が来るという、怖い・嫌なことが起こることを学習してしまっている可能性があります。そのため、「チャイムがなるといいことが起きる」と学習させてあげる必要があります。

具体的には、チャイムがなり、吠える「前」にフードやおやつなどを与えましょう。チャイムがなる度にこれを繰り返すことで、「チャイムがなるといいことが起きる」と学習し、吠えづらくなります。

■社会性を身に着ける

社会性がまだ身についていない犬や、人間に慣れていない犬の場合は、散歩を増やし他の犬や人に触れ合う機会を増やすなども効果的です。

■物理的に来客と話す

来客の予定がある場合は犬をクレートにいれておくなど、物理的に来客と離すことも効果的です。

クレート

②チャイムの音ではなく、飼い主の動きに反応しているときの対処法

チャイムの音ではなく、飼い主の動きに反応している場合は、飼い主の動きを変えることで、吠えを減らす事ができます。
来客の際、飼い主自身が落ち着いて対応するようにしましょう。具体的には、

・来客に大きな声で応対しない
・バタバタと急いで玄関に向かわない

など、なるべく犬の興奮をあおらないように気を付けましょう。

チャイムがなったとき、愛犬にやってはいけないNGしつけ

NG

愛犬が吠えたら愛犬を叱る、愛犬の嫌なことをしてやめさせる、という懲罰方式のしつけはやめましょう。
やってしまいがちなNG例として、大きな音や嫌な音を出す、愛犬の嫌がるスプレーを吹きかける、しつけ用の首輪のスイッチを入れて言うことを聞かせるなどがあります。これらは根本的な解決につながらず、かえって吠えが悪化する可能性もあります。

また、何よりも飼い主であるあなたと愛犬との信頼関係が崩れてしまいます。お互いが家族の一員として、信頼関係を築くことができなくなるため、絶対にやめましょう。

その他のしつけに関するNG事例については、こちらの記事でも解説しております。
【トレーナー監修】愛犬のしつけの注意点・NG例、よくある失敗例も

もし、トレーニングをしても吠え癖が直らない場合、進め方が間違っているのかも知れません。そんなときは犬のしつけのプロである、ドッグトレーナーに相談してみましょう。

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まとめ

愛犬がチャイムがなると吠えてしまう場合、まずは「愛犬が何に反応しているのか」注意深く観察してみましょう。
その上で、適切なトレーニングやしつけを行うことで、チャイムで吠えてしまう回数を減らしていくことができます。

チャイム吠えをする原因が分からないときは、ドッグトレーナーさんなどに相談してみてくださいね。